映画「GO」セリフ集

好きなセリフ・場面・名言集。

杉原「広い世界を見るのだ」

道子
「親のすねをかじってる間はね、朝鮮も韓国も日本もないの。ガキなんだよガキ。」

秀吉
「左腕真っ直ぐ出してみなボーイ。そのままぐるっと一回転しろ。よし。今お前の拳がひいた円の大きさが、だいたいお前っていう人間の大きさだ。言ってることがわかるかボーイ。その円の真ん中に居座って、手が届く範囲のもんにだけ手を出してりゃお前は傷つかずに生きていける。そういう生き方どう思う？ 」
杉原「だせえ」

秀吉「ボクシングとはなんぞや。その円を己の拳で突き破って外から何かを奪い取ってくる。外には手強い奴がいっぱいいるぞ。そいつがお前の円の中に入り込んでくる。殴るのもいてえし、殴られるのもいてえってこった。それでもやるのか。円の中にいる方が安全だぞ。」
杉原「やる。」

ジョンイル
「僕らは国なんかもったことはありません。」

杉原
「俺はジョンイルが言った言葉を一生忘れない。そして、このとき助けてもらったことも。」

杉原
「結局ジョンイルはすげえことを天国までもっててしまった。」

杉原
「お前にジョンイルの何がわかんだよ。ろくに話した事もねぇくせに。ただ暴れてぇだけじゃねぇか。いけにえが欲しいだけじゃねぇか。だったらそう言え。だせえ言い訳すんじゃねぇよ。」

杉原
「俺がそんな朝鮮人の魂なんかもってたら20円で売ってやるよ。おめえ買うか？」

杉原「俺は日本人じゃないんだ。」
桜井「どいういこと？」
杉原「言った通り。俺の国籍は日本じゃない韓国。でも中学までは朝鮮だったし、半年後には日本になってるかもしれない。」
桜井「何言ってるの？」
杉原「いやだから国籍なんか意味ないってことだよ。」
桜井「日本で生まれて日本で育った。」
杉原「でも教育が違う。中学までは民族学校に通って、そこで朝鮮語とか習ってた。まあ要するにバイリンガルだよね。だってオリンピックのときなんか日本と韓国両方応援できるんだもん。すごいでしょ。」

杉原
「だせー！そんな貧乏話うんざりだよ。カニが食いたきゃ革命でも起こせばいいじゃんかくだらねぇ。そんな話で泣ける時代は終わったんだよ。つーかてめえらの世代でけりつけろよ。あんたら1世2世がぐずぐずしてっから俺らがぱっとしねぇんだろが。」

秀吉
「確かにお前の言うとおりかもしんねえな。もう俺らの時代じゃねえってこと。在日とか日本人とかそういうのお前の言葉を借りりゃだせえ話よ。お前らもっと外に目を向けるべきだ。」

杉原
「国境線なんか俺が消してやるよ。」

杉原
「なぜこんな最低な写真をわざわざ玄関に飾っているのか。なぜあんとき急に国籍を変えたのか。ハワイのためじゃない。俺のためなんだ。親父は俺にはまっている足かせを一つでも外そうとしたんだ。」

杉原
「大学生になる。ジョンイルの遺言なのだ。」

杉原
「俺は朝鮮人でも日本人でもないただの根無し草だ。」

杉原
「俺はなにじんだ。なにもんだよ。答えろよ。俺はなにもんだよ。」

桜井
「在日韓国人」

杉原
「どうして何の疑問もなく俺のこと在日なんて呼べんだよ。在日って呼ぶってことはなあ、俺がいつかこの国を出てくよそ者だって言ってるようなもんなんだよ。それわかって言ってんのか。俺はときどきお前ら日本人をどいつもこいつもぶっ○したくなる。おめぇら俺が怖いんだろ。名前つけなきゃ不安でしょうがねぇんだろ。なぁ。じゃあ俺はライオンな。ライオンは自分のことライオンだなんて思ってねぇからな。おめえらが勝手につけた名前じゃねぇか。調子こいて近づいてみろ。頸動脈に飛びついて噛み○してやんぞ。名前なんて何だっていいんだよ。マムシでもサソリでも。エイリアンでもいいよ。だけど俺は自分のことエイリアンだと思ってねぇからな。俺は在日でもエイリアンでもねぇんだよ。俺は俺なんだよ。俺は俺であることすら捨ててやる。クエスチョンだ。はてなマークだよ。ずっとX。どうだこえーだろ。なぁ。何黙ってんだよ。何とか言えよ。なんなんだよ。チキショウ。うるせーな。だからなんなんだよ。チキショウ。」

杉原
「円の外には手強い奴がいっぱいいる。ぶち破れそんなもん。」